【ミニッツライナー】カリカゾク(ネタバレあり)
この記事にはネタバレがあります。
※2018年9月14日に公開した記事ですが、各作品のDVD情報を追加して2018年9月15日に再度公開しました。
この映画は、『死神ターニャ』というDVDに収録されている短編映画で20分くらいの作品なんですが、短い話を上手く構成しているなぁと思って、何回も鑑賞している作品。
まずは予告編……
こちらは『死神ターニャ』
監督は、塩出太志監督。
2017年に、『時時巡りエブリデイ』と『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』の2本が、鳥居みゆき主演で公開されてます。
『時時巡りエブリデイ』と……
『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』
『カリカゾク』の特徴は、役者陣が揃いも揃って、まんま漫画のキャラクターになりそうな個性を発揮しているところ。
そして、ラスト間際の主人公のセリフに対する父のセリフが何気に深く、正に的を得たようなタイトル。
では、
『カリカゾク』
ミニッツライナーで解体!
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カリカゾク
広子:仁後亜由美
父:岡本 裕輝
母:五十嵐 さゆり
同級生:下川辺 寿美
担任教師:萩原 正道
- 広子、駅前で父と同級生が仲良さげにしているところを目撃する。
- 広子、夜、遊びに出かける母親を見送る。父も会社に泊まりらしい。
- 広子、家に一人きり。夜中まで勉強に励む。
- 広子、明け方キッチンで寝ている母のバッグから、学校に忘れたはずの生徒手帳を見つける。
- 広子、学校のトイレで同級生からポケットティッシュをもらう。
- 広子、教室で同級生に遠回しに父との関係を探ろうとする。
- 広子、同級生の援助交際の相手が自分の父である事を告白する。
- 広子、同級生にとある計画の協力を依頼する。
- 広子、父から「お父さんのように立派な大人になるんだ」と言われイラつく。
- 広子、母から「お父さんの事嫌いでしょ」と聞かれ「それはお母さんでしょ」と反論する。
- 広子、母、担任教師と三者面談。机の下で足を絡ませイチャつく母と担任教師。広子の携帯に同級生から連絡がある。
- 広子、土手を走る。ホテルに父と一緒にいる同級生から携帯に「早く来てよ」と連絡がある。
- 同級生、ホテルで父に迫られる。そこへ、うさぎの着ぐるみを着た広子がやってくる。
- うさぎの着ぐるみを着た広子、父をハンガーラックで殴り倒す。続いて学校の教室で担任教師から衣服を奪う。
- 父、頭に包帯を巻いて帰ってくる。
- 広子、うさぎの着ぐるみで父と母の前に姿を見せる。うさぎの着ぐるみに唖然とする父、何も知らずに爆笑する母。
- 広子、着ぐるみを脱ぐ。下に担任教師の衣服を着ていて、母も唖然。
- 広子、「家族なんだから、ちゃんとしようよ」と言うが、父は「家族が大事に決まってる」「広子も大人になったら分かる」と言ってのける。
- 広子、鼻血を出して倒れる。
- エンドロール
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いやー、ちょうど20分くらいで上手いことまとめていますね。
何気にポケットティッシュやうさぎの着ぐるみなんかの小道具が伏線的に使われてて、特に自主映画を撮りたいとか撮り始めたって人なんかの参考になるんじゃないでしょうか。
では、
『カリカゾク』
ミニッツライナー、終わり。
こちら、DVD情報です。
『カリカゾク』収録
『時時巡りエブリデイ』は10/3発売!