【ミニッツライナー】背比べのあと(ネタバレあり)
この記事にはネタバレがあります。
9月4日の記事で紹介した『せびろやしき』同様、『あしたのSHOW』で17日に取り上げられていた、『背比べのあと』をミニッツライナーしてみたいと思います。
監督は、柴田啓佑さん。
この作品、僕は以前にYouTubeで短編映画を集めてた時にみつけて既に観ていました。
この日の番組では、同監督のもう一本『窓の外側』という作品も放映されていました。
こちらの作品も同じように以前にYouTubeで観ていたのですが、同じ監督作とは気づいていませんでした。
ただ、分かってから観ると、両方とも作品のトーンやリズムや主人公の変化の温度感など通じるところがあって、それがこの監督のカラーになっている感じがします。
では、
『背比べのあと』
ミニッツライナーで解体!
=============================
背比べのあと
監督:柴田啓佑
脚本:柴田啓佑
清水健介:吉岡睦雄
清水ちひろ:小林柚葉
清水健太:榎本楓
- 健介、会社の昼休みに屋上で調理パンを食べる。愛妻弁当を食べる後輩に会社帰りに呑みに行かないかと誘うが、家族サービスがあるのでと断られる。タイトル『背比べのあと』
- 健介、自宅マンションに帰る。ちひろと健太が姉弟喧嘩している。健介、疲れた様子でソファに座る。新しくマンションに越してきたばかりで家族みんなが夢や希望にあふれていた頃を思い出す。
- 健介、喧嘩ばかりのちひろと健太を怒鳴り、ふてくされて投げやりな片付けをして、柱に傷をつけた健太の腕を掴み更に怒鳴る。明子、その様子を不安げに見つめる。
- 明子、環境の変化に戸惑う子供達を庇いつつ、健介をなだめようとするが、健介は否定されているように捉えてしまう。
- 明子、かかってきた電話に出る。相手は健介の母。場面代わり、健介、全員喪服姿の家族達と実家にいる。親戚の子が柱の背比べの傷を見つける。
- 健介、柱についた自分の背比べのあとを見つめる。そして、自宅マンションへの帰り道、家族たちの後ろ姿を見つめ何か思う。
- 健介、自宅マンションに帰ると、柱に健太とちひろの背比べのあとをつける。
- 健介、会社の昼休みに屋上で愛妻弁当を食べている。コンビニ袋をさげてやってくる後輩に会社帰りに呑みに行かないかと誘われるが、家族サービスだなと冗談めかす。
- エンドロール。健介、道を歩いている妊娠中の若い夫婦を微笑ましく眺める。清水家のみんなで健太の誕生日を祝っている。
- 健太とちひろの傷が刻まれた柱。その上の方には健介。そして、更にその上には、再び健太の傷がある。
=============================
では、
『背比べのあと』
ミニッツライナー、終わり。